
自分自身で読み進め人生に重ね合わせる

自分自身で真実を見極めるために必要なことは何なのか、それは自分自身で秘教学の本を読み、日々の生活や体験の中に秘教学で伝えられていることを重ね合わせていくことです。そのプロセスで自分自身の真実を見極め、自分が確信した真実を生きることだと思います。
そのためには、最終的には自分自身で本を読み進めていくことが重要になっていきます。
ただ、実際に本を購入して読もうとすると、秘教独特な表現や難解な言葉にぶつかります。さらに、まだ世の中であまり伝えられていない霊的世界の構造的理解がないと、何の話をしているかさっぱり分からなくなり嫌気がさしてくるかもしれません。
そのため、秘教の基礎となる考え方が必要になります。
3と7で捉える
秘教で一番鍵になる考え方が一番初めに降ろされたイニシエーションの序文に書かれています。それは次の通りです。
すべての顕現(補足:この世界に現れているもの)には七重の性質があり、私たちが神、つまり神性の唯一なる光線と呼ぶ中心なる光は、まず三重のものとして顕現し、次に七重のものとして顕現する。
(イニシエーション 序文)
つまり、すべてのものは3で現れ、それが7として現れる、ということです。秘教では、三様相という表現をするのですが、あらゆるものに3つの側面がある、という考え方です。
例えば、人間で考えた場合、霊・魂・体があります。
第一様相:霊
第二様相:魂
第三様相:体
秘教ではこれらをそれぞれ、モナド・魂・パーソナリティーと呼ぶのですが、それらは、以下のような意味合いをしています。
第一様相:賦活するもの、活力を与えるもの(側)、湧き出てくる感じのもの
第二様相:知覚力と凝縮性のあるもの、2つのものを繋ぎ合わせるもの、包み込むもの
第三様相:触知できるもの、与えられた活力を表現するもの(側)
すなわち、第一様相のモナド(霊)という生命エネルギーは湧き出てくる感じのもので、第三様相のパーソナリティー(体)は湧き出てきたエネルギーを表現する側のもので、第二様相の魂は、モナドとパーソナリティーを繋ぎ合わせるもの、という意味です。
細かい説明はしませんが雰囲気がより伝わるように、他にどのようなものがあるか簡単に列記してみます。
第一様相 | 第二様相 | 第三様相 | |
光線と意味 | 第一光線意志と力 | 第二光線愛と知恵 | 第三光線活動的知性 |
人間など | モナド | 魂(=エゴ) | パーソナリティー |
人間など | 生命 | 意識 | 形態 |
低位我 | メンタル体 | アストラル体 | エーテル体 |
高位我 | アートマ | ブッディ | マナス |
地球のグループ | シャンバラ | ハイラーキー | 人類 |
法則 | 原因 | 意味 | 結果 |
星座 | 大熊座 | シリウス | プレアデス |
この三様相がある上で、3が7に分化するので7も重要になります。
他にもいろいろとあるのですが、このような基礎的理解の上にさまざまなことが書かれています。
ちなみに、秘教学では魂のことをエゴと表現していて、我々が使うエゴ、つまり自我のことではありません。これも秘教学を学ぶ上での基礎知識になます。
相似形(フラクタクル)
さらに、秘教を理解する上で大切な考え方は、すべては相似形である、ということです。これはどういう意味かというと、その形のどの部分を切り取っても全体と同じような形をしている、ということです。これはフラクタクルとも呼びますし、類似の法則とも言います。
具体的には、人間には7つのチャクラがあるように、地球にも7つの都市がチャクラとして機能しています。さらに太陽系で考えれば、7つの惑星(秘教では聖惑星と呼ぶ)がある、ということです。
つまり、人間と地球と太陽系で、同じように7つの焦点となりえる場所があり、それぞれの交流、例えば、地球上のある都市とある都市の物流や情報の交流を理解することが、人間のチャクラのエネルギー交流や太陽系の惑星感のエネルギー交流の理解につながる、ということです。
これは分かりやすい例ですが、実際にはありとあらゆるものが相似形をなしています。31冊を通してこの相似形が見事なまで表現されていて、そこに美しさを感じます。

ちなみに、地球の7つのチャクラとしての都市は、ロンドン、ニューヨーク、東京、ジュネーブ、ダージリンの5つが出現していて、残り2つはもう少し後に現れる、と書かれています。
他にも秘教学を学ぶ上で重要な基礎知識がありますので、このウェブサイト自体も徐々に充実させていこうと思います。
ちなみに、エソテリック東京では、秘教学を自分で読みこなせるようになるための基礎知識を習得するために定期的に講座を行っています。
上でも書いた通り、本質的には秘教は教えられるものではありません。そのため、自分自身で読みこなすための基礎知識を習得するための講座を踏まえて、自分自身で本を読みその内容に対して学び合えるためのファシリテーションを提供する場になります。
講座に興味がある方はこちらをご確認ください。
輪読会

ある程度の基礎知識が習得できれば、後は実際に本を読み進めることをお勧めします。1人で読み進めることも可能ですが、一番お勧めする方法は仲間との輪読会です。それは、複数人でおこなえば、気づきのポイントがそれぞれ全くことなってくるため学びの相互作用が生まれるためです。
例えば、5人で輪読会を行う場合は、各々が5ページずつ分担して、自分の担当範囲を残りのメンバーに共有していきます。具体的には、自分の担当範囲で気になったことことや気づき、好きだった部分が記載されている該当範囲を読み上げ、その気づき等を共有する方法が効果的です。こうすることで1回の集まりで25ページずつ進めることができますし、それぞれが気になったり気づいたりすることから、自分では気づけないことを気づくことが可能になります。