世界における秘教学

-Now and Future

2150年の周期の転換期―アクエリアス時代の幕開けのために、アリスベイリーを通じて世界に伝えられた新たな啓示が「アリスベイリーの秘教学」。実際はDK大師の口述をタイプしていたアリスは、他に何もしない控えめな女性だったのでしょうか。いえいえ、アリスはとても活動的な女性。古い時代の価値観から抜け出して、新しい時代のための奉仕団体や秘教学校を創立しました。それはアリスの死後も世界中で継続されてます。

*DK大師 = ジュワルクール大師

~人類はいま、惑星の長い歴史で「最大の霊的な危機」を経験しています。それは私たちが理解するにはあまりに深過ぎます。…大師方は全能ではありません。そうでなければ人間に自由はなく、私たちはすべて霊的ロボットになる運命です。大師方に何ができるかは、危機の時、私たちが霊的な刺激にどのように反応するかによって決まります。…より偉大な知識と知恵を持つハイラーキーから見ると分かることなのですが、人類家族には避けられない出来事もありますが、私たちが影響を与えられる出来事もあります。その理由を私たちが理解できるのは、この光のなかだけです。~

(フォスターベイリーの講演記録の抜粋)

世界奉仕者の新集団

「世界奉仕者の新集団」という団体は、残念ながらありません。これは形骸化した組織ではなくDK大師が伝えた概念です。 DK大師は世界大戦の戦禍から人々が早くに立ち上がり、新しい時代に備えるために、この概念を広く伝えることを(主に)アリスベイリーの夫であったフォスターに依頼します。フォスターは小冊子や郵送のレターによって、世界の多くの人々にDK大師の言葉を伝える役割を担いました。

~私達はときに知る者からなる統一したグループについて聞かされてきた。彼らは、自由な形態で集められ、外的組織によってではなく、内的な霊的絆によって保たれながら、地上で働き始めている。惑星ハイラーキーは太古から時代を通して常に存在していた。仕事のために準備を整え、必要条件を満たし終えた人の子らは、世界の進化の背後に立ち、小さき者たちの宿命を導く人々の列に加わるに至った~

(ホワイトマジック)

この集団はハイラーキーという「舞台の背後で仕事をする霊的集団」と協働して働く人々で構成され、組織や国という枠組みを超えて主観で結び付けるために生み出されたました。宗教や信仰に根ざしている人もいますが、そのような関与を全くしていない人々も含まれ、人類の福利に対する責任感を動機として、同胞を手助けすることを誓っています。その意思は「善をなさんという意志(GoodWill)」と言います。

~小さなグループがあちらこちらに現われるであろう。そしてそのメンバーは新しい音色に感 応し、そのグループの世界的グループへの成長は一人もしくは複数の弟子によって見守られるであろう。しかし、この働く弟子たちがグループを組織化することはない。新しいヴィジョンに目覚め、自らの役割を果たして新時代を始動させるために、あちらこちらに一人ずつ転生してくるにつれて、 彼らの数は増えていく。これらのグループは分離の精神を示さず、個人的な野心やグループとして の野心を知らないであろう。存在するすべてのものとの一体性を認識し、全体の目的、美、包括性 に付随する純粋な愛、積極的な建設、創造的な活動の模範として自身を世界に示すことであろう。 統合の初期段階において、おそらく友好と協力という言葉が彼らを最もよく描写している。彼らはドグマや教義には興味を示さず、合言葉をもたない。彼らの顕著な特徴は、個人としてもグループ としても、批判の精神がないことである。この無批判は、欠点を見る能力のなさ、ある考えに達する能力がないことによるものではない。彼らは虚偽、不浄、欠点をあるがままに認識するであろうが、気づいたとしても、それらは愛ある助けを呼び起こすのに役立つだけである~

(ホワイトマジック)

現在その活動は、秘教学本部が管轄する「World Goodwill」という国連の外郭団体として、主にニューヨーク、ジュネーブで、その存在感を得ています。そこに根付く信念は、DK大師が何度も繰り返し伝えた「分離をこえた善意の表明と、愛の履行に重点を置くこと」

*出典
World Goodwill - Lucis Trust(英語)

~ハイラーキーの大師方の名のもとで二、三人の人々が集まるところならどこでも、エネルギーは流れる。その形がどのようなものであれ、善意を目的とし、努力が呼び起こされるところなら、どこでも、善をなさんという意志のエネルギーは感じられる。世界奉仕者の新集団は、あなた方が知っているよりも、遥かに大きなグループである。今日そのメンバーの数は数百万人にも上る~

(ハイラーキーの出現)

トライアングル瞑想

トライアングル瞑想は三人が集まり、必ず一日一度、他の二人に光のエネルギーを届ける瞑想です。これもDK大師によってアリスベイリーに伝えられ、世界中に広まりました。現在でも、秘教学を学んでいない人でも気軽に参加できる善意の活動として、世界中に実践者がいます。毎週月曜日の午後(日本時間では火曜日早朝)には、オンラインで参加できる「トライアングル瞑想」が秘教学本部によって開催され、世界中からアクセスする100人以上の実践者と共に瞑想します。とてもパワフルな瞑想です。「耳だけ参加」ですので、興味がある方は以下にアクセスして登録ください。

*参考リンク
Weekly webinar - Lucis Trust(英語)

~トライアングル瞑想が普及し、ネットワークが世界を覆い尽くすにつれて、光と善意(人々が当面必要とする愛の様相)を降り注がせるというアイデアの実現が期待できるようになる。期待される結果が現われるのを阻止することは何ものにもできない。なぜなら、永遠なる法則は常に有効だからである。 人々のマインドを啓発することが、いま極めて必要であり、その結果、人々は物事をあるがままに見ることができるようになり、正しい動機とはどのようなものであるかを理解し、正しい人間関係を成し遂げる方法を理解することができるようになる。善意の持つ動機づける力は正しい活動に欠くことのできないものである。

(新時代の弟子道シリーズ2)

著者も世界の秘教徒のメンバーと3組、日本では2組と契約を交わして実践しています。その瞑想の時間は、一日でもっとも神聖でありがたく、毎日欠かさずに実践することで、惑星そのものに貢献している実感が生れます。東京はトライアングル瞑想の実践によって、地球の五大フォースとしての力が強まる…とDK大師は書いています。その試みに、ぜひご参加ください。

~トライアングル瞑想は、人々のマインドに働きかけ、至るところのリーダーたちが利用する要素に働きかけるためのものである。したがって、人間の進歩に必要なあるアイデアを人々のマインドに印象づけるよう努力すべきである。 人々は現在の暗黒と苦悩を認識しており、そのため光を歓迎する。人々は憎しみと戦いに疲れており、したがって善意を歓迎する。~

(新時代の弟子道シリーズ2)

ウエサク祭

秘教徒であり弟子として生きる人が、最も大切にしているイベントがウエサク祭です。毎年、牡牛座の満月には秘教学本部によってウエサクの瞑想会、そして世界中の弟子が参加する集会が開催されます。このウエサク祭には全てのハイラーキーが参列し、仏陀のもとでシャンバラからの祝福の光が地上に届く‥と言われます。この満月時に一斉に世界平和を祈願する瞑想は毎年行われており、弟子たちは、自分の属するアシュラムの大師とつながるためにも瞑想します。さらに詳しくは動画(2015年)でもご覧ください。

アーケイン・スクール

アーケイン・スクール(Arcane School)はアリスベイリーによって設立。大師は若干のアドバイスをしただけで、基本的に全てがアリスベイリーの考えで企画運営されました。基本原則は以下の通りです。

  1. 弟子のための訓練学校。
  2. 進化の道で次なるステップを踏み出す成人の男女を訓練する。
  3. 霊的ハーラーキーの存在事実を認める。
  4. 「人々の魂は一つである」を教える。
  5. 立場や権力や霊的な地位を主張しない 
  6. 無宗派、非政治的、国際的である。
  7. 不朽の知恵の根本的な協議を提示する。

~第二次世界大戦が終結したとき、アーケイン・スクールは創立から二十五年近くが経っていた。それまでに二万人以上の人々に奉仕してきた。そのカリキュラムは進展していき、 勉強は一歩一歩深いものになり、瞑想も生徒が一段一段進んでいくにつれて強化されている。
サイキック能力の発達に関する教えは、どのような時であれ与えられることはない。透視力や霊聴力が教えられることはなく、魔術や魔術的な儀式の仕方が教えられることもない。また、いかなる段階においても性魔術が教えられることはない。霊的に生き、オカルトの教えをメンタル的に把握することに点が置かれ、同胞との正しい関係、自分自身の魂との正しい関係、ハイラーキーとの正しい関係、大師や大師のアシュラムつまりグループとの正しい関係を達成するための規定と過程が強調される~

(未完の自叙伝)

門は全ての人に開かれているのではなく、「受け入れられた弟子」のみが入門でき、授業内容はほとんど明かされていません。現在でもスクールは運営されており、アリスベイリーが実践した弟子道で培った経験が生かされています。受講料はなく、善意の寄付によって運営され、また「授業」もありません。スクールによって送られる資料にしたがって道を歩み、毎月の詳細な報告を担当するセクレタリーに送ります。資格という魅力的な達成感はありませんが、真摯に霊的成長を望み覚悟を決めたならば、長い道のりですが味わい深い人生となるでしょう。(2018年現在、使われる言語は英語です)

~アーケイン・スクールは、人々を意識的に働く弟子になるよう訓練することだけを目的としているため、そのカリキュラムは明らかに精選されたものである。あなたに求められることは容易ではなく、単にできるようなものではない。維持され求められている基準は高く、計画されている実践は、メンタル的な能力や的な熱誠が必要条件を満たさない人々が自動的に抜け落ちるような形のものである。このような人々は、実践を続けていくことができないということに自分自身で気づく。人々が適性を示さなければ、実戦を続けるように勧めることは決してない。なぜなら、彼らはただ失望し、挫折感を味わいながら実供することになるからである。これは関係するすべての人にとって良いことではない~

(未完の自叙伝)

最後に

18冊の啓示本が世に出された後も、それを現実化させていく努力や試みは、今日も世界で続いています。最初は「秘教学を学ぶ」だけの人も、いつしか魂の意味を理解して、「奉仕」を実践してみたくなり、そのためには魂につながる瞑想を始める…というのが自然なプロセスかもしれません。その過程で「世界の秘教徒はどうしてるのかな?」と思ったら、Goodwill活動、トライアングル瞑想、ウエサク祭、アーケイン・スクールなどの機会に心を開いてみてください。これらを実践していないと弟子とは言わない…ことはありません。しかし、秘教本を読むと必ず知るコンセプトや具体的な活動なので、興味をもたれるはずです。

アーケイン・スクールでは「弟子道とはStudy, Meditation, Service(学び、瞑想、奉仕」であり、それがバランスよくあることが大切…と教えられます。本を読んであまたでっかちになるのでもなく、知性を積み上げず身体をつかうだけでもなく、知性と身体、奉仕と感情のバランスがとれてこそ、弟子と言えるのでしょう。そして、その在り方は「自分の心身魂も満たし、世界のため」にもなる、新しい時代に貢献できる一つの生き方だと思うのです。

~私が書いてきた秘教と秘教的なフォースに関するこの一連のテキストは、知識への道の道標とかがり火になるよう意図されている。これらの本にはヒントと提案が述べられている。しかしこれらは、これを学ぶ人々各々の光の程度に応じて、学ぶ人自身が解釈しなければならない。大計画とここで伝えられた知識と照らし合わせて、周囲で何が起こっているかを学びなさい。そして、世界の出来事と自分自身の生活における神性の本能的なサイキック性質の現われを、自分自身で探し出すよう努めなさい。なぜなら、それは常に起こっているからである。一つの大きな全体の一部であり、そのため神聖な源からの印象づけに反応するサイキック性質が自分にあることを常に覚えておかなければならない。統合する傾向を自身の中に育みなさい。「私の意識には分離というものはない」という言葉を日常生活での鍵になる考えの一つにしなさい。~

(秘教心理学.第二巻)